Douglas

LANCIA FULVIA SPORT 1200

 

英国サマーセット州ブリストル郊外キングスウッドで1906年にダグラスは産声を上げた。初期のダグラスは自転車のフレームの上に小さな2シリンダーのエンジンを取り付けたもので、始動性のよさと扱いやすさに加えて故障の少なさで市場から評価を得ることが出来た。

1907年に新しいエンジンの開発に着手し、1911年に344cc水平対抗サイドバルブエンジンを前後方向に搭載したモデルを市販する。このモデルこそがダグラスの名声を決定づけたと言えるだろう。

当博物館のこのダグラスを良く眺めて欲しい。
およそ90年の時間流れを超えて、オートバイという乗り物がこの世に現れた頃の姿を見せてくれている。
国内では非常に珍しく、有名なクラッシクカ―のコレクターの手元にあったため、年式から考えれば、驚くほどに素晴らしい状態が保たれている。