Ferrari F40

1987年フェラーリ創立40周年を記念して世に出たモデル。総師エンツォ・フェラーリの遺作である。
フェラーリの基本理念である『レースに参戦できる市販車』をコンセプトに開発された、この3リッターツインターボマシンのステアリングとブレーキにはパワーアシストはなく、その上、加速特性が俗に言うドッカン!ターボ故に運転操作に高い技術を用する。開発に参加していたF1ドライバーのゲルハルト・ベルガーも「雨天でのドライビングは遠慮したい」と語っている。

ボディデザインはピニンファリーナが手掛けており、ボディ素材に当時最新のカーボンケプラー材等を使用しているが、内装には装飾等がなくスパルタンな仕上げになっている。愛好家の間で最も人気が高いモデルである。


Specification

全長 × 全幅 × 全高

4430×1980×1130 mm

車両重量 1235 kg
トレッド ( F / R ) 1590 mm/1610 mm ホイールベース

2450 mm

エンジン ミドシップ縦置 V型90度 8気筒DOHC 総排気量 2936 cc
燃料供給装置 ウェバー・マレリ1AW / IHIターボ×2 最大トルク 58.8 kg/4000 rpm
最高出力 478 HP/7000 rpm トランスミッション 5段 M/T
駆動方式 MR 生産台数 1311台(1987〜1992年)