LOTUS SUPER 7

コーリン・チャップマンの設計理念であった《軽量化》が具現化され、1957年の秋ロンドンショーにて『ロータス・エリート』と同時に発表された。 スタビライザーとアッパーアームを兼用したダブルウィッシュボーンによるフロントサスペンションと、A型のアームでアクスルハウジング(ホーシング)の前後・左右の位置決めをする、センターAアーム式のリアリジッドサスペンションが特徴で、これにより部品点数の削減によるコストダウンと軽量化を図っている。パワーユニットにはフォード100E、116EやBMC・Aタイプなどのエンジンが搭載された。ロータス社ではセブンと称されるが、さらにチューンアップされたエンジンを積んだ高性能バージョンも用意され、これを『スーパーセブン』という。
ロータス・セブンはシリーズ1〜4までのモデルチェンジが行われ、1972年までいくつかのバリエーションの完成品、またはキットフォームで販売された。以後他社メーカーにより様々な形で生産されたものは「ニアセブン」とよばれ、比類ないライトウェイトスポーツ構造、搭載可能なエンジンの種類の豊富さ、チューニングの手軽さから行動を走るレーシングカーとして今もなお愛好家を魅了する一台である。


specification

エンジン 直列4気筒 DOHC 車両重量 499 s
排気量 1558cc 最高出力 119ps