ブレーキアシスト


緊急作動時に運転の不慣れなドライバーや、慣れていてもパニック状態に陥ったドライバーはブレーキペダルを強く踏み込めずに、車両のブレーキ性能を十分に発揮できない場合があります。
ブレーキアシストは、ドライバーがブレーキペダルを踏む速度と踏み込み量から、コンピューターがドライバーの緊急作動の意思を推定して制動力を高めることにより、ブレーキペダルを強く踏み込めないドライバーでもABSを含めた車両のブレーキ性能を最大限に発揮させることに寄与するシステムです。
なお、ブレーキアシスト作動開始後にドライバーが意識してブレーキペダルを緩めた場合はアシスト量を減らすなど、通常のブレーキとの違和感を極力感じさせないようにしています。

 

1 パニック状態に陥ったドライバーは、急ブレーキ時にブレーキ操作速度は速いものの強く踏めず、小さな制動力しか出せないことがあります。
2 また、こうしたドライバーは長く踏み続けられず、制動力が低下することもあります。
3 ブレーキアシストは、ブレーキが早く踏まれた場合、ドライバーの急ブレーキの意思を推定し、あまり強く踏み込まなくても制動力を高めます。
4 ブレーキアシストは、ドライバーが意識してブレーキを緩めた時は、制動力のアシスト量を減らし、違和感を低減しています。